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微生物を増やそう!

微生物はどれだけ時代が進もうとも必須な要素と弊社は考えております。

・土壌を柔らかくする・

・肥料を作物に供給する

・地温を維持する

のような役目があると弊社では考えております。初めに有機物が無いと微生物は増えません!なので、完熟の牛糞堆肥は本当に入れて欲しいものです。

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牛糞堆肥は牛の体内にいた微生物が豊富なので、非常にお勧めです。また、土壌の微生物の多様化も意識したいです。微生物の偏りは連作していると発生してしまい、連作障害の原因ともなります。弊社では海藻を用いた農業を勧めていますが、海藻は多糖類を持つ栄養豊富な物なのであらゆる微生物が好む有機です。

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そのためお勧めしています。B/F値やA/F値の改善にも繋がります。また、骨粉や魚粉も種類の変わる有機物なので、微生物の偏りが減ります。人と同じで偏食ではなく、いろんな有機物を土壌に入れてあげることが大事です。微生物は土壌の団粒を形成します。

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団粒ができることで孔隙率すなわち空気が入る空間を作ることができます。孔隙率が高いと水分が蒸発したときに酸素が入り込み根の呼吸につながります。さらには土が柔らかいので根張が良くなります。化成肥料だけの土は微生物が育たないので、硬い締まった土になります

微生物は根に栄養を供給する役目もします。植物の根には菌根菌という植物と一緒に生きる共生菌というがいます。イソギンチャクとクマノミの関係みたいなものです。菌根菌は根にとって有害な病原菌から守る免疫のような働きや根に栄養を送る役目もしてくれます。基本的にアンモニア態窒素は作物は好まず、微生物により硝酸態窒素に変換されてから吸収されます。他にもリン酸塩など塩(えん)となったカルシウムやマグネシウム、カリウムなどを分解して吸収しやすくするのも微生物です。肥料効率を上げる、無駄なく使用できるのはやはり有機栽培といえます。

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また、微生物は地温の維持にも繋がります。昨今、高温障害の悩み相談が多いですが弊社では納豆菌の鋤き込みをお勧めしております。一株当たり75円程の投資なので、割安かと思います。納豆菌は120℃の温度でないと死滅しない菌です。土壌に微生物がいるとまず、水分の保持をしてくれます。水分の保持と土壌の地温を外に逃がしてくれることで高温障害の軽減に繋がりると考えられます

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弊社では、B/F値の改善で納豆ゼオを農家様に試験的に撒いていただいたのですが、その際に回りが高温障害で活着が遅れるなか、納豆菌施肥区の部分だけが高温障害の被害を受けずに活着していたことがこのノウハウを見つけたことの始まりです。(上写真。根の量が明らかに違うことが分かると思います!)自然の気候に対して、冷却器などの導入はやはり、初期費用や運転資金がかかる話なので、微生物を利用して軽減していくことがコスト削減には重要だと考えております。

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