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品種を選ぼう
栽培の良し悪しには品種の選定も関わってきます。例えば、夏野菜でも九州地方で人気の品種を東北や北海道で育てようとしても環境変化に耐えられず上手く育ちません。お米も同じで温かい地方の品種を東北で育てようとも上手くいかず品種改良を重ねてきた歴史があります。あきたこまちは「コシヒカリ」と「奥羽292号」の掛け合わせだそうです。コシヒカリの食味を求めつつ、耐寒性の強い奥羽292号を組み合わせて作られたそうです。
メロンでは、高級な品種としてアールスメロンが有名ですが、キレイな網目を出すのには技術が必要です。タカミメロンは耐病性、糖度が高く出やすい品種ですが、アールスメロンよりは網目がしっかり出ずに一般向けなのかと想像されます。最初の品種選びでは、耐病性が強いもの、糖度が高く出やすいものなど収量と食味が安定するものを選択する事が良いかと思います。技術が身につき他者との差別化を図る段階でブランディングや希少性の高い品種(黄色いスイカやオレンジ色のメロンなど)技術は必要だが食味が良いものなどの選定が良いかもしれません。
・作物の原産地を知ろう!でも紹介した通り、その地域では育てることが難しいもの(植物工場を除く)バナナやコーヒー、リンゴなどはあります。それらを理解することが大切になってきます。
少々高い苗でも最終的に病気になりにくい品種を選ぶことが売り上げに繋がります。
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