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作物「酸」で生まれて「アルカリ」で死ぬ
作物は生育初期の体内樹液は酸性で収穫期にはアルカリに変化していき死んでいくといいます。生育初期はミトコンドリア細胞が活発でエネルギーの素になるATP(アデノシン三リン酸)を作ります。
ミトコンドリアは動物も同じで子供時期にはより活発です。そのため、子供が疲れ知らずでエネルギーがあり余り落ち着きがないのはそれが理由です(笑)。よって初期生育にはリン酸が必須であり、栄養素となる窒素の不足は避けなければなりません。窒素は作物のエネルギーにもなり、タンパク質の合成による体の一部にもなります。また体の細胞づくりにはカルシウムやマグネシウムと言ったミネラル分と合成していきます。
カルシウムやマグネシウムなど語尾に「ウム」が付くものはアルカリ成分を指します。カリウムなどもアルカリです。そのため弊社では、段階的に生育期ではリン酸処理、収穫期にはアルカリ処理と言う手法を提案しており、それに合わせた肥料提供をしております。
カリウムなどはアルカリ処理の典型例ですが、カリウム自体は作物の構成要素ではなく根や実への栄養供給を働きかける補酵素としての役割を果たします。そのためほうれん草や小松菜、牧草など葉を収穫するものは要求量は低く窒素要求の過渡期に収穫することとなります
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