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​ゼオライトを入れよう!

 

弊社では、牛糞堆肥とともにゼオライトを1対1の割合で使用することを推奨しています。ゼオライトは天然鉱物で日本では、秋田、福島、島根などで製造をされております。半導体の原料などにも使用される万能な鉱物です。ゼオライトは腐植と同様にCEC(保肥力)を高めます。また、1gで100平米の表面積を持つと言われており、土壌微生物の流亡を防ぐ役割もあります。これに関しては木炭も多孔質なのでお勧めでVA菌根菌という固定したリン酸を分解し土壌の根に栄養を送る菌を維持する役割もあります

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​ゼオライトはマイナスの電荷をもっているため化学的な結合ではなく、静電気の様に吸着しているものと考えております。(半導体の原料になる理由が納得です!)

ゼオライトはアンモニア態窒素を保持して微生物により硝酸態窒素へと変換し作物に供給してくれるので、緩効性に優れています。根というのは酸素や水分を求めて移動するので、適度な空間を土壌に作ってあげる必要があります。その団粒は良質な有機と微生物が作ってくれますが、すぐにできるものではありません。その空間をまずはゼオライトを組み合わせる事でスタート地点が早くなります。

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たまに、ゼオライトは石なので、土が固くなるのではと言う意見もありますが、これは「大丈夫」です。ゼオライト自体も時間をかけて微生物に分解されます。さらには水稲においては栄養分として吸収される必須要素です。なので、できれば毎年入れていただきたいものです。苦土石灰などは、過剰な施肥による化学的な結合(中和)による凝集が生じるため硬くなる場合がありますが、ゼオライトを入れる事で化学的に硬くなる事は無いと考えております。

少量では、効果が感じられないため入れる場合は10aあたり60袋が目安となります。

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