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作物にとって快適は何かを考えよう

人と同じで作物にも病気にならないように免疫機能があります。トマトの場合は茎の部分を触ると黄色いネバネバが付くかと思います。あれは硫黄成分を作り出し身を守っています。バジルやミントなどの香り成分は葉の免疫細胞(トリコーム)に保管されている香り成分で虫の嫌がる香りとなっています。

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作物には程良いストレスが必要でそのストレスが過度になると病気になると考えられます。ストレスの原因を考えると過度な日差し、過湿、過乾、強風、昼夜の急激な気温差、冷水、温水などが考えられます。これらは作物の収量や食味には必要な要素ですが、やり過ぎは注意が必要です。

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例えば、冬の時期に起こりやすいですが、地温と灌水の温度差が8~10度あると根の毛細根が痛むといわれます。細根が痛む例として窒素飢餓と似た症状、葉色が黄色っぽくなる症状などが上げられます。実際は窒素が足りないわけではないですが、根が痛んだことにより栄養を上手く吸収できなくなるためです。

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夏の時期では、日中の暑さで蒸散が盛んになります。しかし、夜温度差が急激に下がることで気孔が閉じ水の吸収量がそのままであることで実に水分が流れてしまい、トマトやメロンなどの割れの原因が生じます。この場合は、水量の調整や空水ではなく液肥と混ぜて浸透圧を下げる工夫などが必要と考えられます

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しかし、トマトの場合、気温差を上手く操ることで、生育成長、生殖生長を操れるといいます気温差を小さくした場合は生育成長(葉や樹に栄養を送る)を行い、気温差を大きく(10~15度)した場合は樹がストレスを感じ生殖生長(実肥えや花芽分化)を行います。苺も15度以下で花芽分化を始めるなどの条件があります。水の場合はこまめな水やりは注意が必要です。根は水分や酸素を求めて伸ばすため、常に水がある状態は根の張りをやめてしまいます。根張の影響は栽培後期に萎れなどの症状が出ます。プランタ栽培は顕著で収量を多くするには土量を増やした方が良いことが伺えます。

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